子どもの歯並びに影響する2大要因を解説!

子どもの歯並びが悪くなる要因として考えられるのは、遺伝などの先天的な要因と、お子さまの生活環境、食生活、癖などによる後天的な要因にあります。今回は、そんなお子さまの歯並びに影響する2大要因についてご解説します。お子さまの歯並びが気になる方のお役に立てれば幸いです。

歯並びに影響がある先天的な要因

歯や顎の形状、出っ歯や受け口などのお顔立ちなどは遺伝の影響があると言われています。また、最近のお子さまは永久歯が大きくなっているので、遺伝的に顎が小さい場合など、必然的に歯並びが悪くなってしまうでしょう。
個人差はありますが当院の場合、早ければ4歳から矯正治療が可能です。また9歳以降では顎の成長が止まってしまうため、成長期を活かした骨格の不調和の改善が難しくなってきます。できるだけ早くご相談いただきたい理由がここにあります。

歯並びに影響がある後天的な要因

一方、歯並びに悪影響な癖や、生活習慣で後天的に歯並びが悪くなることもあります。具体的には以下のようなことが影響します。

  • 指しゃぶり、爪を噛む
  • 姿勢が悪い、頬杖をつく
  • 口呼吸になっている

指しゃぶりや爪を噛む癖は、幼児期から続いていることで、上の前歯が前へ押され、歯並びが乱れてしまいます。3歳を過ぎてもなかなか癖が治らない場合、歯並びへの影響が出る可能性があるので、徐々にやめられるように対策していきましょう。情緒の発達にも影響しますので、お悩みの場合にはご相談ください。
姿勢の悪さや頬杖は、顎に負担がかかり、筋肉バランスや呼吸にも影響します。やがて噛み合わせがずれてくるなどのリスクがあります。
後天的な要因の場合は、歯並びに影響のある癖や生活習慣を意識して、早期に重点的に改善していくことが極めて重要です。

少しでも歯並びが気になったら歯科医院を受診しましょう

子どもの歯並びが気になったら、早めに歯科医院を受診することが大切です。3歳児検診から就学前検診の間に1度相談されることをおすすめします。

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